日本の運命について語ろう-浅田次郎-白眉の日本人論
私たちは幸せになれるのか。浅田次郎が語る。
日中韓の関係はどうなっていくのか。貧富の格差はさらに拡大していくのか。
衆より個の利益を未来より現在を大切にする今の日本。
私たちの憂いを解くカギは、この150年の歩みに隠されている。
当代随一の小説家が深い洞察力と明快な論理で解き明かすこの国のかたち。
こんなことが書かれています。
- 明治維新の原動力は日本を植民地にはさせないという一心だった
- 終戦後、北方領土を攻めてきたソ連軍に日本軍は圧勝していた
- 尊皇思想は江戸の剣道場で水戸藩から長州藩に伝わった
- 平和な大正時代には、徴兵忌避どころかくじ引きするくらいの兵役希望者がいた
- 親米思想はGHQ統治以前の黒船来航から始まった
- 決死の覚悟で学んだ明治期の留学生
- 参覲交代から覗く江戸時代のかたち
- 和を乱さない文化の日本は長男相続。自己主張の国中国は指名制相続
- 境界、地名を利便性のために変えるのは、文化の破壊
- 統治システムと文化的伝統を一緒くたにするな
- パワーが美徳とされ老いを嫌う日本は、中国の孝の精神に学ぶべき
国際関係が緊迫感を増す今、驚きと発見に満ちた白眉の日本人論。
著者
浅田次郎
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本を読むならKindelの方が絶対お得なんですが、みんな意外に知らないんですよね。